窓ガラスの種類とその歴史

窓ガラス

窓に使うガラスの種類

窓に使われるガラスにはいくつかの種類があります。フロート板ガラスは、平で歪みがない一般的な種類です。採光性に優れ周囲からは室内がよく見えます。型板ガラスは、片面に模様を付けて不透明にしたものです。光は通すことはできますが、室内は見えないため、トイレや洗面所、浴室などによく使われます。通常よりも強度の高い強化ガラスは、高熱処理を行った後に急激に冷やされることで作られます。熱に強く割れた時も顆粒状の破片が出るだけなので、安全性が高いです。窓の他にも室内扉やテーブルトップなどに用いることで、小さな子供やペットの怪我を防ぐ効果があります。透明と不透明の2種類があります。防犯や遮音を目的としているのは、合わせガラスです。柔軟で強靭な中間膜を挟んで2枚のガラスを加熱し圧着させています。中間膜の厚さや性能を変えることで、防犯や遮音にそれぞれ特化することができます。西日の当たる部屋は、夕方になると室温が上がるため快適な住空間を確保しにくいです。そのような西日の問題を解消するのが、遮熱複層ガラスです。乾燥した空気の層を入れることで、夏場の太陽光を遮ります。一方で冬場は室内の暖房の熱を逃さないため、省エネ効果があります。